しの@mouse152782時間前『怪物』こうして対話の機会が剥奪されていくシステムを、ぼんやりとした「こんな社会」みたいなもので描くのではなく、個々人が立たざるを得ないポジションのために陥る視野狭窄の集合体として描き、そして動機によらず何かを守ることがそのシステムを強化するという円環まで示している。よくできてる36
しの@mouse152782時間前『怪物』そしてこの嘘をついた二人が最も共感しあえるという場面の切れ味。他者に対して怪物となる個々人の間に対話の機会を設けず、ひたすら守られていく「社会」の作り手vsそうして堅持される「社会」の被害者という構図がある訳だけど、そのラベルがなくなると途端に「人として」対話できるという37
しの@mouse152784時間前『怪物』この話だと頼れる大人に一切相談しない展開は不自然だなと思っていたら、一・二幕目各々の主人公による常套句的なマイクロアグレッションが根幹に据えられ、しかもそれ起因で「何かを守るために嘘をつく(他者から見て怪物になる)」を体制… https://t.co/ADj5eWWqjT310
しの@mouse152784時間前『怪物』正直、公開前から本作についての議論をアレコレ目にして内容は分かってしまっていたのに、この構成の流れであの三幕目を観るとちゃんと力強く感じられた。それはつまり脚本による心理操作が巧みだということだし、加えて子ども演出に定評のある是枝監督の面目躍如でもあり、見事に相乗していた410
しの@mouse152784時間前『怪物』なぜ我々は他者への加害性をもって(怪物たりえて)しまうのか?という主軸は普遍的なものであり、ちゃんと「こんな社会じゃなければこうなっていない」話になってるという点では紛れもなく“その”映画だともいえる。このミクロとマクロの… https://t.co/JzxLSDT7XA626